第6回『ニッセングループのコーポレート・ガバナンス改革』

日時 2012年4月19日(木)16:00~17:30
場所 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル21F)
出演者 片山 利雄 氏(株式会社ニッセンホールディングス 代表取締役会長)

■ 講演概要

ニッセンHDは、経営環境の劇的な変化、企業業績の悪化、創業社長の想いも相まって、2006年からコーポレート・ガバナンス改革に取り組みました。
社外取締役の複数導入(一時過半数)、社外役員の選任基準の策定、指名・報酬委員会の創設、買収防衛策の撤廃、役員報酬の抜本的改革、そして最近では社外取締役を取締役会議長にすることを発表するなど、この規模の上場会社としては、きわめて先進的な取り組みを行っています。
本講演会では、コーポレート・ガバナンスの改革プロセスの中で、社内でどのような議論があったのか、社外取締役からどのようなガバナンスを受けているかといった経験談や、ガバナンス改革でのニッセングループの変化について、経営者としての実感をお話しいただく予定です。

■ 出演者略歴

片山 利雄(かたやま・としお)
株式会社ニッセンホールディングス 代表取締役会長

1950年愛媛県生まれ。1973年に日本染芸(現ニッセンホールディングス)に入社。1981年に取締役に就任。1986年に常務取締役、1999年に代表取締役専務。2000年に代表取締役社長に就任。2002年に大阪証券取引所第一部、翌年には東京証券取引所第一部に上場。
2005年以降、法改正等の経営環境の激変に直面し、抜本的なグループ経営構造改革を断行。2006年に通販物流部門を豊田自動織機とJV化、2007年に純粋持株会社化、2008年に不採算事業からの撤退、金融事業縮小、通販関連事業M&A等を実施。2007年以降のコーポレート・ガバナンス改革においては、独立社外取締役増員等による取締役会構成の見直し、社外委員が過半数かつ社外委員が委員長を務めるガバナンス委員会および指名報酬委員会の設置など、上場企業の中でも先進的なガバナンス施策を各種導入。
2011年12月21日付で代表取締役会長に就任。