第9回『三井物産の経営理念とIFRSへの取り組み』

日時 2012年10月9日(火)15:00~17:00
場所 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル21F)
出演者 岡田 譲治 氏(三井物産株式会社 代表取締役専務執行役員CFO)

■ 講演概要

三井物産は、2002年から04年にかけて発生した国後事件、DPF事件という残念な事件を起こしてしまいました。その反省から、「良い仕事」という概念を考えだし、経営理念の明文化とその浸透が三井物産経営の大きな転換点であり、今もなお肝に銘じております。
「今、語り伝えるべきこと」として三井物産が大切にしている経営理念がどのような過程を経て創出され、浸透していったかを説明します。
また、もう一つのテーマである「三井物産のIFRSへの取り組み」について、総合商社は、多くの関係会社を通じて、さまざまな事業に投資するビジネスモデルを展開しており、その管理は他業種に比べて非常に複雑です。
これまで国や地域によってバラバラだった会計基準が国際会計統一基準であるIFRSを通じて統一され、そのIFRSを当社が導入することで、三井物産の会計方針に対する連結子会社の理解度が格段に向上し、連結経営の効率の向上にも繋がることを期待しています。IFRS時代を見越したCFO人材の養成という点も含めて、三井物産のIFRSへの取り組みを説明します。

■ 出演者略歴

岡田 譲治(おかだ じょうじ)
三井物産株式会社 代表取締役専務執行役員CFO

1974年 三井物産株式会社入社 鉄鋼会計部所属
1978年 米国三井物産
1988年 フランス三井物産
2001年 カナダ三井物産
2006年 財務統括部長/経理部長
2008年 執行役員
2009年 CFO補佐
2010年 常務執行役員 CFO補佐
2011年 常務執行役員 CFO
2011年 代表取締役常務執行役員 CFO
2012年 代表取締役専務執行役員 CFO
全国社外取締役ネットワーク活動履歴
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  • 日本コーポレート・ガバナンス研究所