「ガバナンスからみたCEOの選解任」

日時 2019年2月18日(月) 16:00~17:30
場所 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階)
出演者 冨山 和彦 氏 (経営共創基盤(IGPI) 代表取締役CEO)

■ 概要

  現在の経営においては、会社の命運は、経営トップの指導力、経営力にかかっているといっても過言ではない。経済環境が右肩上がりで連続的な変化の時代は、誰が経営トップになっても会社の業績は大きくは変わらない。しかし、今やグローバル競争は激化し、新興国を含めた世界中の企業が世界市場でし烈な競争を行っている。加えて、AI革命も含め、デジタル革命により破壊的イノベーションの大波が次々と襲うなかで、厳しい「あれか、これか」の鮮烈な決断、不連続な変革をすることで、その波を掴み成長していかなければならない。こうした今日の経営環境の厳しさに鑑みると、次代を担う経営幹部人材の育成や選抜、サクセションプランに関する仕組みについても真剣に議論し整備することが喫緊の課題である。(講師より)

■ 出演者紹介(敬称略)

◎冨山 和彦(とやま・かずひこ)
 経営共創基盤(IGPI) 代表取締役CEO

1960年生まれ、東京大学法学部卒、スタンフォード大学経営学修士(MBA)、司法試験合格。
ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年に㈱産業再生機構設立時に参画しCOOに就任。解散後、IGPIを設立、数多くの企業の経営改革や成長支援に携わり、現在に至る。パナソニック㈱社外取締役、東京電力ホールディングス㈱社外取締役。
経済同友会副代表幹事。財務省財政制度等審議会委員、財政投融資に関する基本問題検討会委員、内閣府税制調査会特別委員、内閣官房まち・ひと・しごと創生会議有識者、内閣府総合科学技術・イノベーション会議基本計画専門調査会委員、文部科学省中教審実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会委員、金融庁スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議委員、経済産業省産業構造審議会新産業構造部会委員 等。