企業価値向上編~ボードメンバーが知っておくべきファイナンスとM&A(第3期)

長期的な視点で企業(株主)価値を向上していくことは、株式会社の責務だといえるでしょう。

企業価値の向上にはさまざまな施策がありますが、この「企業価値向上編」では、ボードメンバーが意思決定をする際に特に重要だと思われる、M&Aとコーポレート・ファイナンスの問題をとり上げます。現代経営では欠かすことのできない経営ツールであり、投資家との共通言語となるコーポレート・ファイナンスと、資本市場の活性化のエンジンともなり得るM&Aについて、企業価値向上に資する意思決定のために必要な知識、留意すべき点について理解を深めていきます。

■ 企業価値向上編~ボードメンバーが知っておくべきファイナンスとM&Aのカリキュラム

コース名 講座概要
第1講
2008年11月19日(水)
18:30~20:30
『コーポレート・ファイナンス1~企業価値を向上させる意思決定』
 岸本 義之 氏
 ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン ディレクター・オブ・ストラテジー
 エーザイ 社外取締役
第2講
2008年12月17日(水)
18:30~20:30
『コーポレート・ファイナンス1~企業価値を向上させる意思決定』
 岸本 義之 氏
 ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン ディレクター・オブ・ストラテジー
 エーザイ 社外取締役
第3講
2009年1月14日(水)
18:30~20:30
『企業価値向上とM&A~世界と日本のM&A市場アウトルック』
 服部 暢達 氏
 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 客員教授
第4講
2009年1月26日(月)
18:30~20:30
『敵対的買収に於ける取締役会の役割』
 大楠 泰治 氏
 クレディ・スイス証券 投資銀行本部法人統括本部長
講師略歴
岸本 義之(きしもと・よしゆき)
ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン㈱ ディレクター・オブ・ストラテジー
東京大学経済学部卒業、ノースウェスタン大学MBA、慶応義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了、博士(経営学)。
15年以上にわたり、銀行・証券・保険・ノンバンクなどの金融機関に対し、全社戦略、営業マーケティング戦略、リスク管理、グローバル戦略、組織改革などのプロジェクトを行ってきた。
マッキンゼー・アンド・カンパニー(マネジャー)を経て現職。
早稲田大学 商学研究科 客員教授(コーポレートファイナンス科目担当)
エーザイ㈱ 社外取締役
服部 暢達(はっとり・のぶみち)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科 客員教授
東京大学工学部卒業。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン・スクールMBA。
1989年より2003年まで米国系大手投資銀行にて日本におけるM&Aアドバイザリー業務に携わる。2001年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科兼任講師。2003年から現職。
大学でM&Aと企業価値評価の講義を担当するかたわら、服部暢達事務所を設立して日本における株主価値増大に資するM&Aの研究・評論活動を行っている。
みらかホールディングス㈱ 社外取締役、㈱ファーストリテイリング 社外取締役
大楠 泰治(おおくす・たいじ)
クレディ・スイス証券 投資銀行本部法人統括本部長
全国社外取締役ネットワーク 理事
東京大学法学部卒業。
1971年㈱三和銀行入行。85年Bankers Trust Co. ニューヨーク勤務。87年Morgan Stanley & Co. Inc. ニューヨーク勤務、その後東京勤務。97年シュローダー証券会社東京支店。2000年UBSウォーバーグ証券会社東京支店。04年クレディ スイス ファースト ボストン証券会社東京支店 マネージングディレクター法人本部長。05年より社名変更。現在に至る。
国際コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(ICGN)理事も歴任。