『第三者委員会の課題と対応策~『「第三者委員会」の欺瞞』での論点を中心に~』   

日時 2021年1月25日(月) 15:00~17:00
聴講形式 今般の感染状況等を踏まえ、本講演会はオンラインのみの聴講といたします。
 ①Zoomを利用したオンラインによる聴講
 ②YouTubeを利用した後日聴講(1週間限定となります)
出演者 八田 進二 氏 (青山学院大学 名誉教授
                   大原大学院大学 教授)

■ 概要

わが国では、企業における不正や不祥事が無くならない。それどころか、昨今、社会問題化している不正や不祥事は、企業にとどまらず、あらゆる組織、団体や機関、さらには、大学といった教育現場においても、後を絶たないのが実情である。こうした不正や不祥事が露呈した場合、決まって導入されるのが、第三者委員会による検証と再発防止策等の提言である。しかし、これまでに設置された第三者委員会は、本当に真因を究明し、信頼しうる提言等を行ってきているのか。2014年に創設された「第三者委員会報告書格付け委員会」が格付けを行った報告書に対する評価結果は、かなり悲観的な状況にあるからである。この格付け委員会での経験を基に、先般、上梓した『「第三者委員会」の欺瞞』(中公新書ラクレ)での問題意識と、第三者委員会のあるべき姿等について、多面的な視点から考えることとする。
(講師より)

■ 出演者紹介(敬称略)

◎八田 進二(はった・しんじ)
 青山学院大学 名誉教授
 大原大学院大学 教授

【経歴】
慶應義塾大学経済学部卒業、早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了、慶應義塾大学大学商学研究科博士課程単位取得満期退学、博士(プロフェッショナル会計学;青山学院大学)。
現在、金融庁企業会計審議会委員(内部統制部会長および監査部会長)、文部科学省「学校法人のガバナンスに関する有識者会議」委員、第三者委員会報告書格付け委員会委員、日本公認会計士協会「監査基準委員会有識者懇談会」委員等を兼任。また、複数の企業・団体等の社外監査役および監事を務めている。

【最近の主な著作】
『「第三者委員会」の欺瞞-報告書が示す不祥事の呆れた後始末』(中公新書ラクレ)、『鼎談 不正-最前線 これまでの不正、これからの不正』
『会計のいま、監査のいま、そして内部統制のいま』(以上、同文舘出版)、『COSO全社的リスクマネジメント―戦略およびパフォーマンスとの統合―』
『決定版COSO不正リスク管理ガイド』『COSO内部統制の統合的フレームワーク』(フレームワーク篇)(ツール篇)(外部財務報告篇) (以上、日本公認会計士協会出版局)、『開示不正-その実態と防止策』『21世紀 会計・監査・ガバナンス事典』(以上、白桃書房) 他多数。

■ 参加形態

参加形態
Zoomを利用したオンラインによる聴講 WebセミナーにはZoomを使用します。
企業によってはセキュリティの観点によりZoomが使用できない場合がございますので、事前にご確認ください。
YouTubeを利用した後日聴講 開催日から数日経過後に、1週間限定でYouTube配信します。

  ※通信費用は各自でご負担いただくことになりますので、ご了承ください。


■ 参加費・お申し込み

参加種別 参加費(税込)
日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会員 3,300円
※個人会員の代理出席は不可です
非会員 6,600円
 講演会(2021/1/25) 申し込み
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