日本コーポレート・ガバナンス・ネットワークが行うセミナー・シンポジウム

第143回セミナー
「会計監査に関する情報提供の充実に向けて」 

【日時】 2019年1月16日(水) 10:00~11:30
【場所】 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階)
【出演者】 野崎 彰 氏 (金融庁企画市場局企業開示課開示業務室長)

■ セミナーの趣旨

会計監査は、財務諸表の信頼性を担保し、企業による適正なディスクロージャーを確保するための資本市場の重要なインフラです。近年、不正会計事案などを契機として会計監査の信頼性が問われる中、株主等に対し会計監査に関するより充実した情報開示が求められるようになってきています。
会計監査の透明性向上により、高品質と認められる会計監査を提供する監査法人等が評価され、企業がそのような評価に基づいて監査を依頼する等、市場全体における監査の品質の持続的な向上につながる好循環の確立が望まれます。本講演では、KAM(Key Audit Matter)の導入に関する2018年7月の監査基準の改訂内容を含め、会計監査についての情報提供の充実に関する最近の制度改正・議論の動向をご紹介したいと思います。
(講師より)

■ 出演者紹介(敬称略)

◎野崎 彰(のざき・あきら)
 金融庁企画市場局企業開示課開示業務室長

2000年 金融監督庁(現金融庁)入庁。2011年~2015年 経済協力開発機構(OECD)シニア・ポリシーアナリスト(コーポレート・ガバナンス担当)などを経て現職。
全国社外取締役ネットワーク活動履歴日本コーポレート・ガバナンス・フォーラム活動履歴