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金融庁のパブコメ(上場銀行ガバナンス強化)について意見書を提出しました

3月26日、パブリック・コメントに付されていた「『主要行等向けの総合的な監督指針』等及び『金融検査マニュアル』」等の一部改正(案)」に関するCGネットとしての意見書を提出しました。


 「主要行等向けの総合的な監督指針」等及び「金融検査マニュアル」等の一部改正(案)に関するCGネットの意見


概要は、次のとおりです。

◎本改正は、会社法改正案、上場規則の改正との対比においても、独立した社外取締役の確保を求めるものであり、一歩進んだ内容となっている。これについては、上場銀行及び上場銀行持株会社のコーポレート・ガバナンス向上の観点から評価することができる。

◎コーポレート・ガバナンスの最終的な目的は「企業価値(株主共同の利益)の最大化」であり、形式を整えるのは最低限の必要条件に過ぎない。独立性の高い社外取締役が機能するためには、社外取締役に対する情報提供等のサポート体制等の実質が重要であり、それにはコーポレート・ガバナンスをより実効性の高いものにしていく関係者の取り組みが不可欠である。

◎CGネットでは、日本のコーポレート・ガバナンスの啓蒙活動、ガバナンスの教育活動を行っていくとともに、社外取締役を導入する銀行を含む上場会社、実際に社外取締役を務める個人への支援を行うことで、コーポレート・ガバナンスの実効性確保のための一層の努力をしていく。