アジア新興国のビジネス環境整備とビジネスに関する新たなグローバル・ルールの形成
 ―コーポレートガバナンスの変容を含めた日本企業への影響及び新時代における企業価値向上のための取組み
   について―」

日時 2018年9月4日(火) 16:00~17:30
場所 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会議室(港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル12階)
出演者 佐藤 直史 氏 (牛島総合法律事務所 スペシャル・カウンセル 弁護士)

■ 概要

成長を続けるアジア新興国では、ビジネス環境改善のための国内法整備とグローバルなルールへの対応が同時並行的に進められており、日本企業にも大きなビジネスインパクトをもたらすようになっています。こうした新しいルールへの対処はリスク管理として重要なだけではなく、これへの対応を的確に行うことによって、企業はその価値を高め、持続的成長への道を拓くことが可能となります。
今回は、アジア新興国において15年にわたりビジネス環境整備に従事してきた弁護士が、アジア新興国の法づくりの現場の最新動向をお伝えするとともに、コーポレートガバナンスに変容を生じさせているビジネスに関する新たな国際ルール形成の潮流を紹介した上、新興国ビジネスに伴うリスクマネジメントの新局面及びリスクをチャンスに変える戦略について、参加者のみなさんと実践的な議論を行います。(講師より)

■ 出演者紹介(敬称略)

◎佐藤 直史(さとう・なおし)
 牛島総合法律事務所 スペシャル・カウンセル 弁護士

1996年弁護士登録。牛島総合法律事務所においてビジネス法務に従事した後、ロンドン大学修士課程(LLM in Law and Development)を経て、2004年から2006年まで国際協力機構(JICA)長期専門家としてべトナム司法省アドバイザーを務める。同専門家任期終了後、2006年にJICA初となる法分野の本部付きシニアアドバイザーに着任し、アジアを中心に20か国を超える途上国・新興国の法整備・ビジネス環境整備の企画・立案、実施、モニタリング、評価に関わる。2015年から、JICA法整備支援アドバイザーとしての業務に加え、オランダ及びタイを拠点として、ビジネスに関するグローバルなルール形成がアジア新興国に与える影響等について在外研究を行う。
2018年、牛島総合法律事務所における執務を再開。